セミナーがダメでも本選考で内定とれるのか?

セミナーがダメでも本選考で内定とれるのか?

昨日日本テレビインターンの一次発表がありました。

撮影した中で全局通過の学生さんも何人かいますが、多くは4局ダメだった・・・学生さんが多いです。

1,000人以上提出して数パーセントの通過者なので、当然と言えば当然なのですが毎年この時期(キー4局インターン発表が出揃う時期)になると複雑な気持ちになります。

そんな時期。結構古い記事なのですが、日本経済新聞webの「後ろ倒しで地方局が狙い目? 女子アナへの道」という記事がありますので、ご紹介します(一部引用して掲載します)。参考にしてみてください。

引用元 日本経済新聞 2015年4月2日 「後ろ倒しで地方局が狙い目? 女子アナへの道」

TBSアナウンススクール校長で、長年面接官を務めた実績もあるTBSテレビ編成局アナウンス部長代理の岡田泰典さんに聞いた。

セミナーがダメでも本選考で内定とれる

――選考時期、選考の流れはどうなっているのか。

「在京キー局の選考は2~4月。スタートして10日前後で決着します。だいたいはES提出、筆記試験、2~3回の面接をやってカメラテストをクリアすると役員面接、そして内定です。ESに写真が多いのとカメラテストがあるという点が普通の企業との違いです。カメラテストではスタジオで撮影しながら原稿を読んだり、フリートークをしてもらったりしてカメラ映りを見ます」

――セミナーでだいたい決まっているのではないか。

「確かにセミナーで内定を出す局もあるという話は聞きます。しかし、その段階で決めるのは1~2人で、本選考の枠も残しています。過去にはセミナーのESで落とされたにもかかわらず、本選考で内定をとった子も大勢います。『セミナーでダメだったから本選考を受けても意味がない』と思ってほしくはない」

――ESでたくさん写真を貼らせるが、やはり顔で選ぶのか。

「アナウンサーなので写真は大事ですがもちろん文章も読んでいます。写真をたくさん貼らせるのは、できるだけ普段の表情を見たいからです。スタジオで撮影した写真は全部似たものに見えてしまって、どんな子なのかわかりません。多い子は1000枚ぐらいあちこちで撮って、その中から自分らしいものを選んでいます。画像修整をする子もいますけど、たとえESを通っても『あなた、写真と同じ人?』となり、いい結果になりません」

――ミスキャンパスの肩書は有利か。

「まったく関係ないです。確かにミスの子はいますし、メディアにも取り上げられるので目立ちますが、そうじゃない子のほうが多い。ミスの肩書きがあるから内定をとれるような生易しいものではない。どうも『ミスじゃないとダメなんだ』と思う学生が多いようだが、そうではない」

――カメラテストで何を見ているのか

「はつらつと若々しく、好感が持てるかどうかですね。美人やイケメンより人に好かれる人の方がいいです。アナウンサーとしての技能はいらない、というと語弊はありますが、入社後にしっかり研修するので基本ができていれば問題ない。カメラを通すとレンズは丸いので顔の見え方が変わってきます。膨らんで見えたり、平べったく見えたり。それをチェックします。あとはカメラに向かって堂々と話せる度胸です」

緊張しても自分を出せるかどうか

――内定をとれる人、とれない人の違いは何か。

「選考を見ていると、みんな勝手に落ちていくんですね。自滅というか、緊張で頭が真っ白になって何も言えなくなったり、いつもの自分と違うことを言ってしまったり。内定をとる子は特別な才能があるというわけではなく、緊張した状況でも自然な自分を出せています。『この子はこういう子なんだな』というのが伝わるから評価されるわけです。スクールでは技術を磨くというより、緊張しても普通に話せることを訓練します」

競争倍率750倍

「在京キー局のアナウンサー受験者数は平均1000~1500人ぐらいです。内定がでるのは1局あたり2~3人です」

競争倍率でいうと330~750倍。東洋経済の「就職四季報」によると、2015年卒就活で倍率750倍を上回った企業は明治(2750倍)だけ。やはり相当な狭き門だ。

「まずは顔、スタイル、ドジさ」と内定者

「過去に在京キー局の内定をとった」という女性にも話を聞くことができた。選考では何が重視されたのだろうか。

「どの局もまずは顔、次にスタイル。その次に求められるのはドジさ、愛嬌(あいきょう)などでしょうか。カメラテストでは『とっておきの変顔をして』『絶対外さない一発芸を』などのお題が次々に出され、いかに振り切れて瞬発力のある面白い対応ができるかを見ていたと思います。アナウンス技術などは、ずばぬけて上手な人以外は役にも立たないと感じました」

内定をとれた決め手は何だろうか。

「個人的な感想ですが、タレント活動をしていた子は強いとおもいました。タレント活動で鍛えられていたせいか瞬発芸がうまかった。あとスポーツに特化していた人。チアリーディングをやっていた子はセミナーでチアを踊ってアピールし内定をとっていた。正直、私はアナウンサー養成学校に通うのは無駄だと思う」

この女性、どこか他人も自分も突き放して冷静な目で見ているところが、アナウンサーに必要という「緊張に強い」気質を醸し出していた。やはり、狭き門をくぐり抜ける人はどこかが違うようだ。

(引用終わり https://www.nikkei.com/article/DGXMZO85086890R30C15A3000000/ )

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